Merleau - Ponty Circle of JAPAN メルロ=ポンティ・サークル

研究大会Annual Meeting

2023年8月3日

第29回研究大会プログラム

日時:2023年9月16日(土)
会場:日本大学・通信教育部1号館

個人発表(31教室)

10:00-10:45 得能想平(奈良先端大学) 司会 山下尚一
メルロ=ポンティにおける意味の考え方について
10:45-11:30 常深新平(慶應義塾大学) 司会 澤田哲生
メルロ=ポンティの「感性的理念」と「感性的世界のロゴス」は何を指すのか-「知性の理念」との非対称的関係を手がかりに-
11:30-12:15 國領佳樹(東京都立大学) 司会 本郷均
メルロ=ポンティの感覚概念の射程

 

12:15-13:15 昼食+事務局会議(41教室)
13:20-13:50 総会(41教室)

 

シンポジウム(31教室)14:00-17:00

70年後の『哲学を讃えて』──コレージュ・ド・フランスの未訳草稿にみる後期表現論の射程

司会 松葉祥一
14:00-14:10 シンポジウム趣旨説明
松葉祥一
14:10-14:40 イロニーとパロール―両義的な生の表現のために
提題者 佐野泰之
14:40-15:10 スティルとアンガジュマン―プルーストを読むメルロ=ポンティ
提題者 加國尚志
15:10-15:40 制度化概念の位置づけと可能性
提題者 廣瀬浩司
15:50-16:00 休憩
16:00-17:00 質疑応答、全体討論

 

概要:2023年は、メルロ=ポンティがコレージュ・ド・フランスの教授就任講演を行ってから70周年にあたります。同校での講義草稿の出版が相次ぎ、日本でも『自然』と『講義草稿』が訳出されました。そこで、今回は、メルロ=ポンティのコレージュ・ド・フランス講義全体のなかから、とくに未邦訳の『制度化/受動性』や『パロールの問題』、『感性的世界と表現の世界』、『言語の文学的使用の研究』等をもとにして、教授応募書類「資格と業績」で掲げていたテーマである表現論、歴史論、存在論のなかでも、とくに表現論をどのよう論じようとしていたのかを検討したいと思います。すなわち、表現論がメルロ=ポンティの晩年の思索のベクトル全体のなかでどのような位置をもつのか、また前期や中期の思想とどのような連続性と発展があるのかなどについて、包括的な展望を示すことができればと思います。

 

PAGE TOP